気まぐれ月猫の散歩誌

毎日色々ありまして。思う所色々あり、作ってみたり。ここではゆっくりしていたいな。

少し、昔の話を…

精神的に体調が良くない最近。

いわゆる、月一の女の子のイベント真っ最中。

まぁ、私の場合、感覚が長いから来ない月もあったりするんだけど。

 

女の子のイベントが来ると落ち込む時も多いけど、今回は落ち込みが激しい。

色々とあったからかもしれないけども…。

 

そんな折、昔の事がふと浮かんできた。

別に思い出したかった訳ではない。

勝手に浮かんでくる、厄介なもの。

 

そう、嫌な記憶。

できるならば消してしまいたい、消えてしまえばいいと思う。

まぁ、そううまくもいかない。

なんせ、私が人間嫌いというのか、不信というのか、人と距離を置くようになったきっかけの出来事。

 

小学生の時。

その日は、午後から授業参観があって、自分の特技や宝物を発表する日だった。

昼休みにその準備をしていた時の事。

 

彼女は、クラスでも目立つ女王さまタイプの子。

私はいわゆるその下僕。

別に好きでやってた訳じゃない。

何故かいつも寄ってきてはいいようにこき使われてた。

一方的な感情かもしれないけども、私はそうとしか思っていなかった。

別に友達とは思ってなかった。ただのクラスメイト。正直、苦手だった。

クラスメイトもあまり好きではなかったようで、どちらかと言えば嫌われていたような気がした。

よく彼女の陰口を聞くこともあった。

それくらい強烈な女王さまだった。

 

その彼女が特技として、体操のブリッジを披露したいから、体育館からマットを出したいとの事で、手伝った。

マットを教室まで運んで、皆んながそこで遊んでいた。

その遊びはいつしか過熱して、折ったマットの間に女王さまが入っていて、その上に2人が乗って遊んでいた。

他にも押してみたり、ちょっかいを出してる人もいた。

私は傍観者。

 

でも、一応、「大丈夫なの?やめた方が良いんじゃない?」って声をかけてみた。

一応…ね。

でも、誰も聞いてなかった。多分。

笑い声。はしゃぐ声。

 

その中から、「痛い!やめてよ!」の声。

乗ってた人たちは早急にそのマットを離れた。

 

「誰がやったのよ!」と、マットから出てきた乱れ髪の女王さま。

そこにすかさず乗ってた人たちが「蓮さんがやった」と。

私は唖然とした。

 

私は何もやってない。

私は外から、大丈夫?と声をかけただけ。

やめた方が…って言っただけ。

なのに、やってた本人たちから出た言葉は私が犯人だと。

 

その後、執拗に浴びせられる女王さまからの罵声。

「何なの?!何でこんな事するの?!」

やってないって何度言っても信じて貰えない。

 

そうだよね、現場に居たほとんどの人たちは私がやったと証言した。

ただ一人、蓮さんはやってないって言ってくれた子が居たけど、その子の声は複数のクラスメイトの声にかき消された。

 

絶望しかないよね。

何で?何でなの?

私が何かやったの?って、ずっとずっと自問自答してた。

小学3年生、まだまだ足りない頭で色々考えた。

授業参観の間もずっと、泣きそうになるのを抑えながら、ずっとずっと堪えた。

 

最後のトドメは、授業参観が終わって、親と一緒に帰る時。

 

女王さまが彼女の親に、「今日、マットに挟まれて、蓮さんに乗られた」って、私の目の前で、私に聞こえるように言った。

その言葉を告げ終えると、私の方を振り返り、睨みつけた。

 

…私は何もやってない…。

 

その後数日、ひたすら睨まれ、罵られ、こき使われた。

こき使われるのは彼女が転校するまで続いた。

毎日が正直、苦痛だった。

学校もクラスも、皆んな嫌いだった。

 

でも、意地なんだろうね、きっと。

通った。

 

彼女が転校してからは少し、通いやすくなった。

 

でも、あの時の2人、私は今でも忘れてないよ。

執念深いって言われるかもしれないけども、かなり時間が経過した今でも、この場面だけは凄く鮮明に覚えてる。

 

それだけ私の記憶に焼き付いてる。

きっと認知症になるまで覚えてる気がする。

 

イジメって、そういう事。

やった側はきっともう忘れてる。

記憶にすらないと思う。

でも、やられた方の傷ははるかにでかい。かつ深い。

 

これがなかったらもう少し私は違った人生だったのかもしれない。

もう少し、人が好きで、信用できていたのかもしれない。

それは仮定の話だから誰にも結論なんてわからないけども…。

 

正直、思い出さずにいられるなら二度と思い出したくもないし、浮かんできてほしくもない。

でも、時々、こうして出てくる。

未だにそれとどう向き合って、付き合ったら良いのかはわからないけども、

子供たちにはいじめるということがどれだけ簡単に人の心に傷をつけられるのか、

ちゃんと教えておきたいと思った。

 

ほんの些細な言葉や行動が人をどれだけ傷つけるのか、

それを抱えた人間はいつまでもそれに苦しめられることもあること、

わかる人になって欲しい。

 

 

きっとあの人たちも自分たちが悪者になりたくなかったんだと思うよ。

気持ちはわからなくもないけど、ついていい嘘とついてはいかん嘘ってあると思うんだよね。

 

それがきちんと咄嗟に判断できるようになって貰いたい。